【カフェ:ナチュラルボーンスタイル】KEIKOさん

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ナチュラルボーンスタイル花渕さん1

今回は、塩釜市のKEIKOさんにお話を伺いました。

KEIKOさんは、塩釜市の商店街でカフェを営んでいます。

いわゆる純喫茶ではなく、ラフでカジュアルな雰囲気ですが、幅広い年齢層のお客さんが来店するそうです。

いったい、どんな方なのか、話を聞いてみました。

 

 

 ー 基本的な質問ですが、KEIKOさんは、もともと塩釜の方ですか?

KEIKOさん:生まれは県北なのですが、学校を卒業してからは仙台に住んでいました。

仙台では、アパレル、飲食をはじめ、催事販売やブライズメイドなど、多種多様の接客業を経験しました。

塩釜に住み始めたのは、結婚がきっかけです。

 

ー それでカフェをやりたい、と?

KEIKOさん:カフェオープンまでは少しステップがありました。

子育て中に、多肉植物をイベントなんかで売ってたんですよ。ところが、イベントで売るものだから、売った後、買って下さったお客様にフォローできない。

私はもともと植物を売りたかったわけではなく、育てるのが好きだったので、買ってくださった方へのアフターフォローがしたかった。

たとえば、元気が無くなってきたのはどうして?とか、これを増やすためにはどうすればいいの?とか。

買って下さった方々にアフターフォローできる場所として、お店が必要だった、というのが原点です。

ただ、買いもしないのにお店に行くのは個人的にはありですが、 「毎度毎度」買わずに・・・というのは、自分がお客様の立場だったら、店に行って相談だけしておしまい、というのは心苦しいと思うかもしれないと考えたのです。

これだと、いわゆる「植物屋」だと、ちょっと違うかな、と…

だったら、カフェという形にしておけば、お客さんも来やすいんじゃないかと思いまして。

もともと、接客が好きですから、カフェになれば、幅も拡がりますしね。

ナチュラルボーンスタイル店内

カフェの店内

 

ー とはいえ、塩釜には老舗も含め、いくつかの喫茶店がある。若者もどんどん減っていくこの街で、カフェというのは勇気がいる気がします。

KEIKOさん:1年半くらい経ちますけど、この街だと大変ですね(笑)。

特に形に残らないものに対して、財布のひもが固いですし…

そのなかでも、まだ「喫茶店にお金を払って、その時間を楽しむ」という客層が残っていて、そういう方々には強い支持があるのかな、と思っています。

店の作りや雰囲気はこんな感じですけど、60代以上の方々にも楽しんでもらっています。

 

ー 客層に関しては狙い通りですか?

KEIKOさん:それは分からないですけど、塩釜ならではのお店にはしているつもりはありません。

カフェだから、というのもありますけど、マグロを売ってるわけでもないですし(笑)。

ナチュラルボーンスタイル花渕さん3

時に考えながら取材に答えてくれるKEIKOさん

 

ー 観光客に対してもアピールしていない?

KEIKOさん:あえて、はしていません。

観光名所のように、1回来て「すごい!」と思われるよりも、日々のルーティーンといいますか、ここに来ることが日常に組み込まれるような、普段の日常にフィットするような店づくりにしています。

たまたま通りかかった観光客の方もいらっしゃいますけど、お客さんのほとんどがリピーターです。

ただ、だからといって観光客を粗末にしてはいけないと思っていますから、近々、二階にテーブル席を作ろうと思っています。

地元のお客様は、おそらく、私や常連のお客さんとの会話を楽しむためにカウンターに座るでしょうけど、なかには、ひとりや一緒に来た方々どうしで気兼ねなくくつろぎたい方もいるでしょうし、あとは、お子さん連れの方、そういう方々に使ってもらえるスペースをご用意します。

 

ー いいアイディアだと思います。特に港町だと、当り前のように海産物に特化した店ばかりが目玉として扱われていますが、なかには、ちょっと尖がった商店街もあって、その土地の特産品や歴史に縛られない店が人気だったりするパターンもありますしね。

KEIKOさん:そうなんですよね。

その地域の特産品、キラーアイテムでお客さんを呼ぶのではなく、売ってるものは変わりばえしなくても、店そのものを魅力的にすることは出来ると思うんです。
だから、ここに来ることが、お客様にとってステイタス、と思ってもらえるような店づくりにしていきたいですね。

 

ー といいながら、KEIKOさんがお店で扱うコーヒーやフードは、こだわっているものばかリ。

KEIKOさん:ロースターさんと細かいところまでこだわって作ったオリジナルブレンドコーヒーはメキシコ産のスペシャルティコーヒーを使っています。

ナチュラルボーンスタイルさんのコーヒー

フードも「美味しいものを食べたいならよそで食べて、うちでは小腹が空いた時に食べられるモノ」といいつつ、昼時になると、たくさんのお客さんがランチに来てくれます。

ナチュラルボーンスタイルフード

店主のこだわりのフードが人気

 

お店には、コーヒー好き・食べ物好きな方がたくさん訪れてくださいます。当店のメニューに限らず、美味しいコーヒーや珍しい食べ物の情報など……私を含め、みんなで紹介し合って共有できたりするラフさも、当店の魅力だと感じています。

 

ー 人々の生活に結び付くという目標は、すでに達成できているのではないでしょうか?

KEIKOさん:少しずつ形にはなっていると思いますが、数字の上でいえば、もちろんまだまだ成長途中です。

夢ではありますが、こんな風に、ふらっと立ち寄れるお店をいくつか持ちたいです。

飲食店だけではなく、服飾でもいいですし、とにかく、気軽に立ち寄れるスタイルのお店を商店街に増やしたいですね。

だから、宝くじが早く当たらないかな、と思ってるんですけどね(笑)。

 

ー 街のために使っちゃいますか(笑)。たしかに、そういうお店が増えると街も賑わいますしね。もし、同じように、自分でお店をやろうという人たちに、先輩としてアドバイスはありますか?

KEIKOさん:そうですね…

自分がそうだからかもしれませんけど、商品に頼るのではなく、自分をどう売っていくか、が大事だと思っています。

小さな街で始めるなら、なおのこと、自分を強い商品にすることが必要じゃないかな、と。

 

ー 最後にKEIKOさんの宝物、教えて頂けますか?

KEIKOさん:(カウンターの隅をゆびさして)あのガジュマルです。

ナチュラルボーンスタイル花渕さんと宝物

KEIKOさんの宝物

実は独り暮らしをしていた頃、100円ショップで買ったものです。

もう15年くらいになりますかね。

ペットを迎えてお世話を始めたような、そこから時間のコントロールをするきっかけになりました。

剪定もしていないし、枝も葉っぱも伸び放題な感じですけど、余計に手を加えず、ありのままで生きていく…これが、Natural born style.という店の名前に繋がっていくんですけどね。

 

【まとめ】

バイタリティにあふれ、気さくで明るいKEIKOさんだが、言葉の端々からは芯のある強さがにじみ出ている。

「どこでも売っているようなものでも、私の店を選んで買いに来てくれる。そんな店作りとお客様との信頼関係を目指しております」

と言ってのけるのは、商品力だけではなく、扱う人間に力や魅力がなければ成功できない、と確信しているからなのだろう。

これからも進化し続けるNatural born style.から目が離せない。

 

(執筆: 竹田、編集:鈴木)

 

【店番ペーターの7変化】

 

ひと:KEIKOさん
しごと:Natural born style.(カフェ・喫茶店)
ところ:塩竈市本町4-2
サイト:Facebookページ

 

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鈴木貴之編集長

投稿者プロフィール

「仙塩ひと・しごと図鑑」の編集長。

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